DADA9はミュージシャンなの?

音楽という名の迷宮に迷う仔羊たちよ、おれと一緒に迷おうじゃないか。

都市伝説「暗い日曜日」の逆転発想からプロモーションする作戦

ジャケット画像

ジャケット画像(Illusted by W)

 新曲プロモーション大作戦

せっかくブログを持っているので、今回リリースした新曲をあおってみようと思った。

仕事も恋愛も消極性の鬼だが、趣味だけはぐいぐいと攻めるのだ。

 

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ぐだぐだと社会人になり、舌打ちしながらうっすーく覚えたマーケ感覚と知識は、今ここでアウトプットするためにあるってなもんだ。

もちろんわかっている。
このブログの読者が私の音楽への興味関心が絶望的なまでに皆無なこと、今回の記事のニーズがゼロなことは承知している。
きっぱり断言できるくらい、よくわかっている。

優しい言葉はいらない。慰めも不要だ。
ブログのコンテンツごとのアクセス数を見れば一目瞭然だ。
オフの時間に使いたくない言葉だが、"定量的" な観点から、私の音楽ブログ音楽で読者を呼びこめていない

DTM(パソコンで作る音楽)のスキルアップがメインテーマの音楽ブログのくせに、音楽の話題を出した記事となると、露骨にアクセスが下がるという、絶望的に本末転倒な事態になっているのだ。

おれのあげた記事のPV数のワーストを占めるのは、おれが嬉々として音楽について語るものばかりだ。

死んだ目で無益な日常を語る記事のほうがリアクションが良いという悲劇は、おれの歌詞の凶暴度を上げる一因となっている。

 

ここはチャーハン屋ではございませんよ。


今のこの切ない気持ちを、どう例えたら読者の方に伝わるのだろうか。
あわよくば同情を引くことができるのだろうか。

例えるなら、長年の修行を経てラーメン屋を開いたら、来る客来る客がチャーハンをオーダーしてくるような状態なのだ。

朝5時に起きて、寸胴鍋でスープを仕込んで、戸の外に「特製ラーメン スープが切れたら終了です」と張り紙をして、頭にタオルを巻き腕組みをして客を待ち、そしてランチタイムがくる。


「店長、チャーハンで!」
「おれはチャーハンにするわ、お前は? よしOK、チャーハン2つください」
「子供用のお皿ありますか? チャーハン分けたくて」

そしてチャーハンだけをひたすらに炒め続け1日が終わる。

閉店後の厨房で、頭のタオルをはずし、自作のラーメンをすすって店主はつぶやく。

「今日もうめえぜ」

こんなにも悲しい光景があって良いのだろうか。

悲劇のナン職人・アーナブの苦悩。

そもそもこのブログを書いているMacBookだってDTMのために買ったものだし、中に入っているソフトもほとんどがDTM用のプラグインだ。

決してこの「音楽好きの丸メガネが気まぐれになにかを書くブログ」のために高い金を払ったわけではないのだ。

この悲劇をどう例えれば、皆さんにわかってもらえるのだろうか。

例えるなら、本格的なナンが自慢のインドカレーを開いて、わざわざインドで腕利きのナン職人・アーナブをスカウトして日本に来てもらったというのに、来る客来る客、ライスを注文してくるような状態だ。

アーナブが寂しそうな目をして「ライス一丁!」と米を盛る。

そんな悲しい光景があって良いのだろうか。


酒と泪と店主とアーナブ

「ああ人生とは苦みと甘みの交響曲…」
そう渋い目をしてバーの片隅でスコッチをすするには、おれはまだ人生の習熟度が足りていない。

「マスタァー、おらぁよラーメン屋だぜ、それをよぉチャーハンチャーハンって、もうチャーハンって単語にゲシュタルト崩壊だぜ! 水割りもう1杯!
こんな感じだ。

「ワタシダッテ! 米ヨソルタメニJAPANニキタワケジャナイヨ!モウ1杯!
隣ではアーナブも荒れている

この悲劇的な状況を打破するにはどうしたら良いだろうか。

答えは簡単だ。
おれの音楽が魅力的だと、みんなに気づかせれば良いのだ。

ちなみに例えに熱が入りすぎて、逆にわかりづらくなってしまったが、これはおれの音楽の話であり、アーナブは架空の人物である。

では実績もない初心者DTMメガネ野郎の曲を、まずどうしたらみんなに聴いてもらえるのか。

ここからがマーケの腕の見せどころだ。 


アーナブは故郷へ帰りましたもう忘れてください。今から新曲のPRをします。

当初の予定になかったラーメン屋やインドカレー屋への脱線で、相当な時間とやる気を使ってしまったため、とりあえず先に今回リリースした曲を先にPRしておこう。
ちくしょう、アーナブって誰だ

とにかく今のうちにPRしておかないと、曲を載せる前におれの執筆意欲がゼロになりかねない。

先日リリースした1stアルバムは、ジャンキー濃度の高い連中を筆頭に意外と好評価で、低温火傷のようにじわじわとファンを獲得してきている。

で、具体的な評価をいくつか聞いてみてわかってきたのだが、評価の高いやつははっきりしていて、「やたらエキサイティングな曲」と「やたらセンチメンタルな曲」ということだ。
良くも悪くも、日常にそっと寄り添うような温度感の曲を、おれはリスナーから求められていないということだ。

で、その傾向を踏まえ、今回の曲のテーマは固まった。
"ガツンとエキサイティングな曲"
この一択だ。


そしておれはガツンとくる曲を完成させた。
「作家自身は誰よりもあてにならない評論家である」
文学の世界かなんかで、巨匠っぽい誰かがこんな感じの名言を言っていたような気がする。
でもそれ含みで見ても、今回リリースした曲は、単純にめちゃくちゃかっこいい仕上がりになったと思う。

だからぜひ聴いてみてくれよな!


といったころで、「よし聴くか!」となる人間なんていやしない
そんな甘い世の中じゃないことは、東京という冷たいジャングルでサラリーマンをやっているおれは、身に染みて知っている。
まあでも、きっとあなただけは「よし聴くか!」となってくれた稀有な存在のはずだから、熱がさめないうちに捧げます。




ちなみにこの気持ち悪さと妙な愛嬌の共存したキモ可愛いジャケットの絵は、友人のWが歌詞を読みながら、ちょちょいと描いてくれたものだ。

Wは金のネックレスとヒゲとインテリヤクザメタルフレーム眼鏡がトレードマークの、堅気にしておくにはもったいない風貌アウトレイジである。

兄貴、有難う御座います。 

 

さてこの曲を聴かせるマーケ戦略はどうしようか

まず大前提として、おれの曲を聴くことで何らかのメリットをリスナーに還元しなければならない。
シンプルだが、これに尽きる。

もちろんすでにおれを好きな人は、ストリーミングするだけで、快感の伴うリッチな体験、要するにメリットを得ることができるだろう。

だが、99%の人間は、このわけのわからない丸メガネ野郎の音楽に、興味もなければ関心もなく、さらには期待も愛もなく、つまりは貴重な時間と金を丸メガネに消費しようとはしていないはずなのだ。


「好きの反対は嫌いじゃないよ。好きの反対は無関心
これは昔読んだシッタカブッタというマンガでブタに教わった言葉だが、まさにその状態だ。
無関心から人を動かすのは、おれを嫌いな人を好きにさせるよりも、がぜん難しい

少なくともおれが目を血走らせて、どんなに良い曲ですよとアピールしようが、この層はまず動かない。

SNSなどを活用して、まずおれ個人としての認知度をじわじわ上げて、みたいな作戦も音楽業界では特に有効ではあるが、この地道な啓蒙活動がB型ペガサスのおれには向いていない。
「やーやめときましょうって。なんつか生産性がないっすよ」と、おれの中のダメ社員がぐだぐだ言い始めちゃうくらい、おれの性格にあっていない。
もう売れなくていいっすよ、とさえ思ってしまう。


てことで、やはりこれだなという結論にたどり着く。
そう、一番シンプルかつ最も効果的なのは、金銭的な報酬をリスナーに還元することだ。

極端な例えで言えば、
"おれの曲をフルで聴くと 、もれなく1万円がもらえるキャンペーン"
をもし実施したら、この曲の再生回数は瞬く間にウン百万回を突破するだろう。


だがそれを実現するには、まずZOZOTOWNを創設して剛力と付き合うところから始めなければいけない。

だが今さら、なんちゃらタウンを作ったとて、楽々成功をできるほど甘い世の中じゃないことをサラリーマンは知っている。たぶんおれの姪っ子(4歳)でも知っている。

じゃあ、どうするか? いつものように諦めるか?
いや、今日のおれは明日が有給とあって、攻める気にあふれている。
難しい問題を難しいと諦めるのは、昨日までのおれでもできる。
それを克服する術を編み出すのが、今日からのおれだ。
そう、今日から俺は!! だ。

上の文章を書いてから30分が経った。
おれは30分を費やした橋本環奈の画像探索をようやくやめて、ドンタコスを食いつつ、最近ハマりきっている空気階段のコントを流しつつ、生気と気力のない目で策を考えている。

まあ方向性としては、前出のお金配りおじさん作戦で間違っていない気がする。
問題はいかにコストを低く抑えるかだ。

ちなみにドンタコスの前に食った「亀田の柿の種 お好み焼オタフクソース使用)」のインパクトある美味さは衝撃だった。
亀田は新フレイバーを出すとき、本当にはずさない。おれはほとほと感心した。
この件をいま出す必要は全くないことくらいおれでもわかっているが、それでも書きたくなるくらい感動した。

 

暗い日曜日と空前のアマビエブームに、私はヒントを見つけた

そして、おれはついにひとつの答えにたどり着いた。
それは「祈る」だ。
おれの曲を聴いた人に、なんらかの形で金銭的な見返りがあるように、と祈祷を捧げるのだ。


コロナ下で突如おきたアマビエブームはまだ記憶に新しい。
そう、この2020年代の先進国でも、非科学的な実態のない信仰は、いまだに大衆を動かす力を秘めているのだ。

また都市伝説の定番として語りつがれる呪われた歌暗い日曜日の話も、おれの背中を力強くポジティブに押している。
有名すぎるので詳しい説明は省くが、とにかくこの曲にまつわる奇妙な死亡事故が数多くあり、死を呼ぶ呪われた歌というデンジャーなキャラがついてしまった一曲だ。

もちろんおれが目指すのは、聴いたら幸福が訪れる歌だから、暗い日曜日の真逆だ。
強いて言うなら「明るい日曜日」がおれのゴールだ。
なんだかサザエさんの歌のタイトルのようだ。

決めた。
おれはおれの曲に祈りをこめる
それによく見たら、Wの描いたジャケット画は、アマビエに通ずるものがある気がする。


”我、今ここに宣言しようぞ。
この曲を聴いた人々に巨万の富、そして眩いばかりの幸福が訪れんことを。
だめでも最悪、棚ぼたくらいのささやかなラッキーが訪れんことを。カモン”

おれはナウシカのばば様の顔で本当に宣言した。

 

あとは成功の報告を待つばかりだ。
そしてここから先は、皆さんユーザーのお仕事だ。

この曲を聴いた後に、ちょっとでも幸運が訪れた人(スマホ落としたのに無傷だった。ぱんちらが見れた。など)は、完全にこの曲のおかげです。
曲がり角で美少女にぶつかったら、もう間違いなくこの曲のおかげです。

そしてラッキーが訪れた方は、必ず成功体験をツイートしてください
曲のURLと共にツイートしないと、応募は無効になります。


いやでも、ちょっと待て

おれは今の今まで、自分でもわかるくらいうさんくさい顔をして文章を書いていたのだが、突然真顔に戻った。

ひとつ気になることを思い出したのだ。

それは一ヶ月前にリリースした 1stアルバムについてだ。
おれはこれを、会社で仲の良いきゃわいい女子に、セクハラ覚悟で紹介したのだが、あれを聴いてから彼女がどうなったか?


ここ一ヶ月で彼女にはK-POP路線な前髪のクール彼氏ができたらしいし、仕事面でもそれこそガチのマーケの成果が評価されて社内MVPをとっているではないか…。

おいおい、これはひょっとするとひょっとするのか…。
制作者である私に、なんのラッキーも訪れていないのが不満ではあるが、だが "もしかして" を考えてもいいようなレポートだ。

はい、信じるか信じないかはあなた次第です。かつ自己責任です。


世界のみんなにハッピーがあらんことを。
では、おやすみなさい。


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