今週のお題「〇〇からの卒業」
どうして春になると眠くなるの?
いきなりで恐縮だが眠い。
今日は休みで、外はぽかぽか日和で、暖かい風が吹いている。
しかし眠い。
緊急事態宣言でなければ、外に飛び出したいくらい眩しい日差しが部屋に入ってくる。
が、眠い。
とうとう春がきた。
春になると眠くてしょうがない。
頭も体も動かなくなる。
なぜ春はこんなに眠いのだろうか?
友人のATSUSHIによれば、地球全体の総エネルギー数はあらかた決まっていて、春になると植物や動物など動きださんとする者たちにエネルギーが寄るから、その分ぼくら弱者が割をくってガス欠状態になり眠くなるらしい。
つまり、本来おれがばりばり活動するためのエネルギーは、道に咲く草花やミツバチ、駅前で居酒屋の検索をかけている大学デビューのリア充たちに吸い取られているってことだ。
このエネルギー安定の法則が、ウソかホントか知らないが、確かめる力もないくらい眠い。
しかし眠い眠いといっているうちに休みが終わってしまう。
なんとか起きた証を残すため、あわよくば頭を活性化させるため、おれは久々にブログを書くことにした。
今週のお題が卒業だから卒業の思い出
のっけから恐縮だが、おれは卒業にそんなに思い入れがない。
いま学生時代の卒業を思い出そうとして頑張っているが、"無"といっていいほど思い出せない。
そうこうして記憶のプールをもがいているうちに、少しづつ卒業の日っぽい絵が浮かび出したのだが、教室で一緒に泣いているのがなぜか濱田岳だった。
濱田岳と同級生だったはずはないのだがと思っていたら、教壇に立っているのが武田鉄矢で、「なんだ金八の卒業シーンか」とようやく気づいた。
眠さで頭がにぶくなっている。
でもよく考えたら、眠さ以外にも金八が現れた要因はある。
なぜなら実体験の学校卒業は小中高大それぞれで一回づつしか行われないにもかかわらず、金八先生の桜中学校卒業式は再放送を通じて、シリーズ合計で10回くらい体験している。
ナチュラルに記憶が上書きされまくっているのも無理はない。
これは金八を観ていた人にはわりと起きがちなフラッシュバックなのではないか。
金八の思い出
↑の題を自分で書いてびっくりした。
もう卒業とかじゃなく「金八の思い出」になってしまった。
悲しいかな自分の学生時代のリアルな思い出より、木曜ドラマ・3年B組金八先生の思い出と生徒の顔のほうがスラスラ出てくるのでしょうがない。
シリーズ最高傑作と言われるガラスの少年・兼末健次郎。
「今日からきみはTomorrowだ」のルー語のような名言が印象的な、
時代を先取りした性同一性障害の難役をこなした上戸彩演ずる鶴本直。
その他、ミッチー、シュウ、ヒルマン、車掌の真似をする奴、乾先生。
誰も彼も、実体験のクラスメートより、むしろ記憶に残っているくらいだ。
おれの実家の卒業アルバムに乾先生がしれっと載っていても、違和感に気付ける自信がない。
もちろん卒業の歌といえば、レミオロメンの「3月9日」でも、「旅立ちの日」にでもなく、「贈る言葉」だ。
ただこれだけ言っておいて恐縮だが、おれは特段、金八というドラマが好きなわけではない。
では、なぜ観ていたのか?
惰性だ。
いや愛だ。
眠いとなにを言い出すかわからない。
もう今日はおやすみなさい。