今週のお題「地元自慢」
書きたい話題はあるのね、でも
一方的でいいから熱く語りたい趣味だったりを持っているから、こうしてブログを書いているわけだが、熱く語りたい思いに反して更新ペースは亀野郎である。
いずれ書こうと思って一年くらい放置している話題も多々ある。
なかには二行くらい書きかけたにもかかわらず、そのまま休眠となっている話題もある。
それらは時事的なあれで旬を失ったものもあるし、すでに当時のテンションがまるで思い出せないものもある。
たとえば下書きを今ぱっと見て、タイトルに「男は黙ってハスキーボイス」と書かれただけで保存されているものがあった。
恐らくこいつが日の目を見ることはもうないだろう。
なにしろ今のおれには当時の熱い思いがなにもわからない。
黙ったらボイスじゃねえし。という冷たい視線しか送れない。
で話を戻すと、例えば直近で語りたいなと思っている話題に下記のようなものがある。
・M-1とスラムダンクの話
・DTMで最近覚えた知識の共有(スタート時はこれが主題のサイトだったのに)
・ヤマハのエレキギター「パシフィカ 」を買って、そのクオリティに感動した話
・beatsのイヤホンを買ったらApple Music3ヶ月無料の特典がついてきて、そのコードを読み込んだら「1ヶ月無料」としか出なくて、憤りつつうっかり登録してしまったらなぜか6ヶ月無料となっていた話
・うっかり登録した直後に、今まで利用していたAmazon prime musicでの聴ける曲が爆増したというメールが届いた話
・Black MidiとGoat Girlいうバンドが異常にかっこいいという話
・そのふたつを扱っているレーベル「ラフトレード」がすごいという話
・車谷長吉の「武蔵丸」が電子書籍化されていて嬉しいという話
とまあ、もうターゲット不明の乱れ太鼓状態だ。
とはいえ、上記の話題に触れようとすると、好きゆえにちゃんと書きたい欲が出てしまう。
ちゃんと書くためにはやる気や気合が必要で、それが平日のおれにはない。
でも何か吠えてから眠りたいなあ。
そんな日に私は、はてなブログ名物の「今週のお題」に頼る。
つまり、ここまでが今日の前書きだ。
地元をプレゼンするといえばあれしかない
今週のお題を見たら、下記のふたつがテーマになっていた。
今週のお題「地元自慢」
今週のお題「やる気が出ないときの◯◯」
明らかに後者側の人間だが、今それを書き出すと「やる気が出ないときの今週のお題」という、ドロステ効果(絵の中に同じ絵があって永遠に続いていくやつ)状態になるので、前者を選んだ。
というか、それなら前置きでもう完結している。
現在のおれが「猫飼いたいけど猫アレルギーなんだよな」とか悩みながら平和に道を歩けているのは、会社に飼ってもらっているからだが、そこに到るそもそものきっかけとなったのが、10年ほど前に作った地元をプレゼンするwebサイトだった。
それは職業訓練校の卒業制作で作った。
当時スキルも夢も希望も、なのになぜか危機感もないという残念なメガネだったおれは、ハローワークでweb技能の職業訓練校を勧められ、そこに通うことになった。
当時からweb系は人気が高く、定員オーバーのため受講者を絞る面接まであった。
その面接をギリギリで突破(ライトなジャンキー疑惑で面接官の評価が二分したとのこと)したおれは、周囲と自らの予想を裏切り結構まじめに通った。
そして卒業課題となる、フルスクラッチ(とにかくHTMLから自分で全部やる的な意味)でのwebサイト制作。
で、着手後にとつぜん開花した偏執的な凝り性分。
おれは自分でも理由不明の熱量で、うんうん唸り苦悶しながらサイトを完成させた。
ありがとう職業訓練校、ありがとうハローワーク
講師から「このボリュームは見たことがない」と褒めを越えてあきれられたそのサイトは、手前味噌だが県のコンテストで賞をもらい、会社の面接で出して「君のような変態を待っていたんだよ!」と殺し屋1の垣原以来の名言を引き出し、あれやこれやあって今のおれの全てのきっかけとなってくれた。
たしかFC2の無料サーバーだからまだ残っているかもと思ったら、本当にまだ残っていた。
ああデザインが古すぎる。
スマホ対応してないからPCじゃなきゃ読めたもんじゃない。
てか読んだら読んだで中身のひどさに驚く。
でもとてつもなく懐かしい。地元以上に懐かしい。
まあ、とにかく今となって思うのは、ハローワークの受付で「僕にはなにが向いているのでしょう」と初対面で尋ねるポンコツ満開だったメガネに、不憫さと面倒臭さを隠さないまま懇切丁寧に対応して職業訓練校を勧めてくれた職員のおじ様、あの紳士への超絶なる感謝である。
ハロワの職員さん、そして職業訓練校の先生、あなた方のおかげであの日のポンコツメガネは今日もなんとか元気にやれております。
ありがとうございました。
ではでは、おやすみなさい。