この丸メガネはミュージシャンなの?

音楽ブログを早々に諦め、ゆるめのサブカルブログへ男は舵をきった

私がユニクロのジーンズをおすすめするその理由のすべて

色落ちしたユニクロデニム

やるなユニクロ
  • 最高な色落ちをした極上ジーンズを発見してしまった
  • 謎デニムの正体はユニクロのレギュラーフィットジーンズだった
  • ユニクロジーンズが評判の高い理由
    • 超老舗ファクトリー・カイハラ製のデニム生地
    • セルビッジデニムの大量生産
    • 人気の秘密・最強のストレッチデニムの開発
  • まさに神デニム。おすすめはストレッチセルビッジスリムフィットジーンズ
  • 改めてユニクロって文化だなあ
  • 最後にユニクロジーンズを色落ちさせた方法

最高な色落ちをした極上ジーンズを発見してしまった

お盆休みに実家へ帰省するのは毎年のことだ。
すぐさまやることがなくなるのも毎年のことだ。

そして今年も即座にやることがなくなり、おれはクローゼットを漁った。

過去の夏フェスのTシャツや何年も着ていないジャケットやコート、普段記憶から消えているその服たちを見ると、忘れていた様々な思い出が色鮮やかに甦る

そう、服とはその時代の自分を現す自己表現の手段であり、そしてその時に自分がもっとも間近で見ていた景色そのものでもあるのだ。

と、ヒグラシの声を聞きながら詩人化していた汗だくメガネの手元に、一着のデニムジーンズが現れた。

それがこれだ。

履き込まれたユニクロのジーンズ

このエイジング、かっこよすぎやしねえか、、

えぐい掘り出し物がきた! とおれは驚き色めきだった。

適度に濃紺を残しながらガッツリとアタリとヒゲ、パッカリングがついた、激渋ヴィンテージデニムさながらの迫力ある佇まい。

左足に顕著なおれ特有のヒゲの形、コインポケットに残るジッポーの跡、小さく破けたひざの穴。ヴィンテージ加工ではなく、間違いなく生活の中でリジットから育成したジーンズである。

とにかく、めちゃくちゃかっこいいではないか。

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6万円のボールペン。しれっと壊れたモンブラン

今週のお題「最近壊した・壊れたもの」

モンブランのボールペン

モンブランらしきボールペンが実家にあった

お盆休みに帰省した実家でモンブランのボールペンを発見した。

電話機の横のペンやら鉛筆やらクリップやらが無造作に突っ込まれたペン立てに、例の白い星マークがしれっと立っていたのだ。

まさかモンブランじゃあるまいな、と思い救出してまじまじと見るのだが、本体にはしっかりと「MONTBLANC」と刻印されている。やはりモンブランのようだ。

モンブラン(MONTBLANC)とは】

1908年ドイツにて創業。
最高峰の書き心地を誇る万年筆・ボールペンで名高い高級筆記具の代表的ブランド。
キャップヘッドの六角形の白いマークはホワイト・スターと呼ばれ、ヨーロッパ最高峰の山・モンブランの氷河を意味しており、ブランドロゴにもなっている。
とにかく実家の電話機横にいて良い存在ではない。

一応、親に「これ本当にモンブランかね?」と尋ねてみたが、
「は? ボールペンだよ」と返ってくるだけで会話にならない。

おれは自分の部屋に戻り、とりあえず状態の確認を始めた。

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タイで爆笑をとるたった1つの方法

今週のお題「やったことがあるアルバイト」

タイの仏像

微笑みの国を爆笑の国へ

派遣で行ったタイ人マダムが集う謎の工場

かなり前にはなるが、いくつかの派遣会社に登録して、様々な現場に行く派遣アルバイトとして働いていた時期があった。

色々と問題が取り沙汰される業界だが、単発・短期系の派遣バイトは生来飽きっぽいおれの性格に結構合っていた。

休みを自由に決められるし、何よりいくつもの職場に行って様々な環境、ひいてはそこにある人間模様、人生を垣間見れるのがおもしろかった。

派遣先は主に工場が多かったが、どこに行ってもデキるやつとそれなりのやつとイカれたやつがうまいこと分配されている構図は、俗に言う「343(サシミ)の法則」の不思議さを実体験で思い知らせてくれた。

で、今回の話は、そんな派遣バイト生活の中で1ヶ月ほど勤務することになった工場での思い出だ。

たしか埼玉県にある何かを製造している工場で、大部屋の中で理科室にあるようなスチール製の作業机を10人ほどで囲み、何か細かいものを手元でこちょこちょ組み立てる、内職的な仕事かなんかだった覚えがある。

"何か" がやけに多くて申し訳ない。
工場を出たときに違法なやり方で記憶を削除されたのではと思うほど、工場の場所も作業していた内容もぼんやりとしか思い出せないのだ。

ただひとつ鮮明に覚えていることは、おれの作業机のメンバーが、なぜかおれ以外全員タイ人のマダムだったということだ。

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東京タワーの麓、増上寺にてベスト心霊写真

今週のお題「上半期ベスト◯◯」

夜の東京タワー

昔の自分からしたら驚くくらい頻繁に写真を撮るようになった。スマホの進化も大きいがそもそもの考え方が変わったのが一番の要因だ。

かつては「写真を見なきゃ思い出せない思い出なんて、大事な思い出じゃない」ととがりちらしていた。肉眼で堪能するより前にカメラのレンズに収めようとする連中を「愚かだ」と鼻で笑っていた。

しかし年を経るごとに、脳内の記憶容量は埋まっていく。
忘れるはずがないと思っていた思い出を、人から言われて思い出すような失態が増えてきた。
いや、それだけならまだ良かった。

近頃はその先の領域にいき、体験していない思い出まで作り始めている。

先日、行ったことのない有名ラーメン店の名前が会話で出てきて「予想以上においしかったよ」と自然に答えてしまい、おれは怯えだした。

忘れるまでならまだいい。作り出しちゃったらアウトだ。もう覚悟を決めるしかない。なので最近のおれは行く先々で写真を撮るようになった。

で、そんな写真を撮る人生が始まり、ついに心霊的な疑いが濃厚な写真を撮影してしまったのだ。

今まで心霊写真を撮影したことがなかったのは、そもそも写真を撮っていなかったからという、そんなシンプルで大切なことに気付かされた。

そう、バッターボックスに立たなきゃホームランは打てないのだ。
心霊写真で気付かされるとはね……。 続きを読む