この丸メガネはミュージシャンなの?

音楽ブログを早々に諦め、ゆるめのサブカルブログへ男は舵をきった

きったない私は美しい音楽を作りました

ノートの落書き

最近の僕はこんな感じです

linkco.re

気づけば3ヶ月もブログを更新していなかった。
更新が亀野郎ペースなのは以前からだが、ここまで期間があいてしまったのは初めてだ。
この間何をしてたかというと、本当にろくでもないアングラな仕事に手を染めたり、突然右目だけ悪くなったり、あげく開運熊手を探す旅に出たりと、一言でいえば人間らしく生きていた

で、そのあれやこれやの中でごそごそと音楽アルバムも作っていた。汚れゆく我が身に対する反動のような、なんとも美しいインストゥルメンタルのアルバムである。

 

 

常日頃パンク精神溢れるメガネであれと心がけているが、こう落書き的にピロピロ楽器をいじっていると、たまになんじゃこりゃという繊細な曲が生まれることがある。
そういった予期せぬ曲たちは「本当に私の子なのかしら」と戸惑いながら静かにパソコンの中に眠らせているのだが、衝動的にこれらを完成まで持っていこうと決意した。
これも私だと開きなおったのだ。

で、2割くらいの完成度で眠っている曲たちと年末から格闘を始めたのだが、これがいつになく楽しい。
インスト曲なので、自身でも頭おかしいと思ってる歌詞や耳障りな歌がなく、作業に雑念が生まれずに捗るのなんのって。シンプルに楽曲としての完成度だけに集中して作っていく過程は、なんていうかこう刀を研ぎ澄ませていくようなミニマルな作業ならではの快感があった。

youtu.be


中にはいかれた後輩とスタジオで録音した曲や、荒ぶる角刈りボーイの咆哮が響く曲など、謎に満ちた曲もあるにはある。ジャケット画像だって一体お前は何をしたいんだと自問自答したい仕上がりだ。
だがそれもこれも含めて、業・業・業。業にまみれた私の姿そのものだ。
業という言葉はいい。人が自由に生きるための免罪符として強力な力を持った言葉だ。

そんなこんなの思いがあってタイトルは「Heart-shaped Karma」と名付けた。
「Let's 業 !」と付けかけて即却下した自分を今は褒めてやりたい。

今日あたりから各種ストリーミングサービスで聴けるはずなので、眠れぬ夜にぜひ聴いてみてください。

 

 

ではでは。

かわいいコックさん

業にまみれたコックさん