この丸メガネはミュージシャンなの?

音楽ブログを早々に諦め、ゆるめのサブカルブログへ男は舵をきった

ノートの中にはアートがひそむ。退屈が産んだ私の落書きコレクション

どういうことかなな

お前がどういうことなんだ…

今週のお題「わたしのコレクション」だそうで

色々なものにハマったり集めたりすぐ飽きたりを繰り返しているが、中でも文具は長いこと好きなジャンルで、万年筆やボールペンにやたら凝っていた時期がある。
ただ数年前に、もうあなた以外に何もいらないという一本、LAMY2000という傑作ボールペンと出会ってしまい、それまでに集めた他筆記具は処分した。
なので、今は手元にない。

で、ペンといえばノート。おれはノートも好きなのだ。
無駄に散歩に出た日なんかに、無駄に買って帰ってくる。
ノートに関しては、特段ブランドにこだわりがあるわけでなく、ロディアでもコクヨ でも無印でも目についたものをとりあえずって感じだ。
ぽいぽい買うので、一冊をほとんど使い切る前に新しいノートが溜まっていく。

暇人のノートの中はミュージアム

ロディアのメモ帳その他ノート

おれは基本的に集中力が低い。
で、集中力の低い奴にノートを持たせると、まるで習性のように落書きをする
なぜだかこの種族は、情報を記録し整理するために買ったノートに、情報を混乱させるような落書きをするのだ。

集中力のない人間が集中を切らして描いた絵は、ほとんど寝言みたいなもんだ。
例えばバンクシーのように政治だ世相だといったテーマに沿って描かれることはまずない。

だからこそ数年後にふとノートを見返した際に、まったく記憶にない自作の絵と突然出くわし驚くこともある。
「なにを考え、なにを訴えたく、なにが楽しくて、こんな絵を描いたのだ、私よ!」という過去の自分に向けた驚きである。

今回は直近で見つけた落書きコレクションの一部です。
ノートというミュージアムで、作者からも忘れられた作品たちです。
じゃっかん閲覧注意です。

私のノートのアートたち

ノートの落書き

「どういうことかなな」

「どういうことかなな」

見ちゃいけないものを見てしまった、と発見した瞬間に思ったNo.1作品。
どういうことなのかこっちが聞きたいくらいです。
"な"がひとつ多いところも理由不明。
下部に詩のような一節もあり、謎が深まるばかりです。

 

ノートの落書き

自画像

「自画像」

眠そうな目にタラコ唇−−おそらく自画像ですね。
ダンスをしているのか誘っているのか、解釈が分かれる作品です。
背景に「どういうことかなな」が透けて見えますね。

 

ノートの落書き

私の夢

私の夢

これよく見ると複数回に分かれて書き足されていました。
度重なる退屈が産んだカオスです。

 

ノートの落書き

「目」

こぼれ落ちる涙を掴もうと、目から何か出てきたところ。
と私は解釈しました。
当時の自分に聞かないと真相は不明です。

 

ノートの落書き

カルマ

「カルマ」

見つけた落書きの中でも一番気に入っているやつですね。
カルマ(業)をなんとか描こうとした心意気を感じます。
といいつつ単に排水口を描いたのかもしれません。

 

魔女の宅急便

魔女の宅急便

魔女の宅急便

これはたぶん魔女の修行中のおじさんが宅急便を始めたところですね。
意図的なのかわかりませんがホウキの形が卑猥だったので自主規制しました。
不敵な笑みがむかつきます。

 

ノートの落書き

ノートの落書き

学生時代

「学生時代」

作風からしてだいぶ前の、たぶん学生時代のものと思われる作品2点です。
シャーペンなんてもう何年も使ってないので懐かしさで胸がいっぱいになります。
学生の頃のノスタルジックな思い出はすべて美化されていると、この落書きを見て確信しました。

 

ノートの落書き

「月」

今までで一番丁寧に描かれていた落書き。
上のほうがぶれているのは、現在の私が雑に撮影したからです。

 

ノートの落書き

木にぶらさがるウサギ

「木にぶらさがるウサギ」

ウサギが木からぶらさがっている絵ですね。
子供のノートからこの絵がでてきたら、とりあえず家族会議ですね。

 

ノートの落書き

覆面さん

「覆面さん」

感情の読めない表情がやたらむかつく一枚です。
覆面さんのようにふてぶてしい顔で生きていきたいものです。

覆面さんて誰やねん。

すべての芸術は退屈から始まる

自分の作品でありながら、見ているうちに胃がもたれてきたので、今日はもう以上である。

すべての芸術は暇と退屈から始まるということなのだろうか。

ではおやすみなさい。