今週のお題「メモ」
メモ帳への愛
私はメモ帳が好きだ。
デジタルメモ全盛のこの時代においても、どうしても買わずにはいられない抗いがたい魅力がメモ帳にはある。
まずフェイバリットはフランスが誇るブロックメモ「RHODIA(ロディア)」のメモ帳である。
1900年代より科学者から建築家やデザイナー、果てはアーティストに至るまで、様々なジャンルで使われてきた歴史ある名品である。
表紙だけでワクワクさせてくれるメモ帳なんて、RHODIAを置いて他には無い。
第2位で好きなのは、日本が誇る文具メーカー・コクヨの「Campus」だ。
日本人が日本で生きていく以上、避けて通ることのできないキャンパスノート。
こんなにもワクワクさせてくれないメモ帳もなかなかないのだが、醤油にも通ずる驚異の安心感でついつい購入してしまう。
私のメモ帳の活用法
そんなメモ帳フリークなおれだが、実はEvernoteのヘヴィーユーザーである。
いきなりのちゃぶ台返しだ。このメガネにはそういうところがある。
Evernoteは「最高のメモアプリ」とEvernote自らが宣言している、まあ要するに最高のメモアプリだ。
こいつがおれのデバイスに黒船のごとく現れて以来、紙のメモの出番はどうしても激減することになった。愛はあれど優先順位はやはり実用性だ。
と言いつつも、愛はあるのでまたメモ帳を買ってしまう。
で、買ったからには使わざるを得ない。
そんなデジタルにNTRされた男が、紙のメモにいったい何を記し、どう活用しているのか。
実はおれ自身でも記憶が曖昧なので、今しがた開いてみた。
まずニャーッが現れた。
その下に「まかせたわー」とほざく謎の男がいた。おれも知らない男だ。
とにかく猫が何かをまかされたようだ。
男の横にはカッターでページを切り取られた痕がある。
もう何もかもミステリーだ。
1ページ目でなんていうか、大人として詰んでいるのがわかった。
誰だこいつら。
としか言いようがないコンビが現れた。
舌の動きだけやたらこだわりが見えるキリンと、どこかで見たようでやっぱり全然知らないキャラクターが不適に笑っている。
驚いた顔の女性が出てきた。
まるでおれに突然ページをめくられて驚いたかのような表情だ。
驚きたいのはこっちだ。
もう一人出てきた。しかも流血。
なんだこのメモ。
突然のルパンと東京タワー。
当時の自分の脳の動きがわからない。
なんだこいつ、やんのか。
かわいいけど。
魔人ブウけっこう上手いな。
で、改めてきみドカベン、よね?? ねえってば。
誰?
ああもういいよ、ドカベンてことにしとくから。
もう僕知らない!!
そして謎のポエム。
「戻る日常 大吾郎のばくはつ 大吾郎の詳細」
大吾郎って誰なん!
さらにポエムは続く。
「煙 怒声 ベスト MAD 炎 革命 ROCK 愛 ゴム アカ youth 妊娠 堕胎 ダタイ おろす ダム ROPE スクリーム 光る HOPE フェス ヤク 死 Death マッチ 火事 脈 みゃくはく」
ポエムじゃねえや、たぶん呪いだこれ。
こわやこわや。
とまあ、以上が私のメモ帳活用方法です。
私が私であり続けることに自信がなくなったので、今日はもう寝ます。
あと今ずっとデジャヴを感じていたら、1年前にも似たようなこと書いていました。
ではではおやすみなさい。
春はおねむどす。