今週のお題「睡眠」
愚かなる夜のルーティン
毎日眠い。
日中は絶対に眠い。
なぜか深夜帯だけはやたら元気で「おれが眠くなることなどあるのだろうか」と万能感でいっぱいなのだが、翌朝起きるとしっかり眠い。
寝る直前のYouTube鑑賞を後悔するなんて毎朝の儀式になっている。
なぜおれはあんなに熱を上げてキュウリに驚く猫を見続けたのだろうか――。
昨日もそうだった。
深夜2時過ぎ、イチローの2004年シーズンの262安打の軌跡をYouTubeで追い出した時「正気か、おれ」と脳裏によぎったのを覚えている。
そして日中やはり眠い。
愚かだ。
そんな愚かな男ではあるが、寝付きだけは早い。
ギリギリアウトの時間帯にベッドに潜りこむからには一分一秒を無駄にできない。羊を数えている余裕などないのだ。即寝る必要がある。
これは体質的にはまったく寝付きの良くない自分にとって、なかなかハードなミッションだ。
しかし私はとある睡眠法で即寝を可能にした。それこそがアメリカ軍式の睡眠方法「漸進的筋弛緩法」だ。
120秒以内に眠れる漸進的筋弛緩法とは
【漸進的筋弛緩法とは】
漸進的筋弛緩法は、アメリカの医師エドモンド・ジェイコブソンによって開発されたリラクゼーション技法。
米軍で採用したところ、兵士の96%が120秒以内に眠りに落ちる結果が出たといわれる。
なるほど漸進的筋弛緩法というのか。
実践はしていたが、この睡眠法の名称は今調べて初めて知った。
まず「漸進的」の読み方がわからない。わからないが妙にミリタリーぽさがあって格好いい。
ちなみにいちおう調べたところ「ぜんしんてき」と読むらしい。 意味としては、順を追って実現しようとする状態を示す形容動詞とのことだ。
調べるうちに早くも眠くなってしまった。やはり驚異の睡眠法だ。
漸進的筋弛緩法のやり方
で肝心の漸進的筋弛緩法の実践だが、これはすごく簡単。要は体に力を入れてから脱力するのを繰り返していくだけだ。
- ベッドで横になり、深呼吸してリラックス。体の各パーツの力を順々に抜いていく。
- 息を吸いながら両手をギューッと力をこめて握りしめる。
- 息を吐きながら、腕の力を抜いていく。両腕がだらーんとしてベッドに沈みこんでいくようなイメージ。
- 両腕が終わったら、同じ要領で、肩、背中、顔(顔全体をすぼめる)、腹筋、足と順々に力をこめてから抜く動作を繰り返していく。
- これを2〜3回繰り替えす。
- 夢の中。
毎晩フルメタル・ジャケットの兵士になった気分でこの方法を試しているが、確かに効果はすごい。
気づくと夢の中である。
寝つきが悪くて困っている方はぜひ試してみてください。
なんだかこのブログ史上、最高に有意義な情報提供ができた気がする。
あと最後に色々考え事をしてしまって寝られないよという方にこの言葉を。
鬼のようなプレッシャーにさらされた巨人監督時代の原さんに、親父さんが授けた睡眠法だ。
「どうしても考えたい時は電気をつけて椅子に座りなさい。布団に入ったら寝ろ」
ではでは。今日はおやすみなさい。