RADIOHEAD NIGHT −レディオヘッドナイト−とかいうイベントがあるらしい。
最近、自分で書いていたレディオヘッドの記事に触発されて、レディオヘッド熱が高まりつつある。
セカンドアルバムのThe Bends以降のすべてのアルバムをこの1週間で聴いたのではないだろうか。
やっぱりおれはRADIOHEADが好きだ、と改めて再確認した1週間だった。 ちなみに1stアルバム、パブロハニーをなかったことにして一切聴かないのは愛ゆえだ。 トム・ヨークもそれを望んでいるはずだ。 あのアルバムは、ほとんど中2の深夜の日記だ。
おれはレディオヘッドを、主に通勤の行き帰りに聴くことが多い。 fenderの10万くらいする高級ワイヤレスイヤホンが2日で壊れて、全世界を呪いまくっていたおれの荒んだテンションに、レディオヘッドの音楽性はうまくフィットした。
しかしやはり音楽の力は偉大だ。 地下鉄に並ぶサラリーマンたちの見慣れた背中も、トム・ヨークの歌声をバックに眺めると、深みのある濃い陰鬱みが出てきて、誰がいつホームに飛び込んでもおかしくない景色に変わる。
背中からそんな不幸な視線を送られているのも知らず、サラリーマンたちはそれぞれの職場へと向かっていく。
RADIOHEAD NIGHTとかイベントが渋谷であるらしい
まあそんな感じでレディオ漬けの日々を送っているおれだから、グーグルの検索もレディへ頻度が高い1週間だった。
優秀なgoogle AI はおれの動向を即座に見抜き、おれに有益な情報を送ってくるようになった。 大体いつもは「婚活パーティー」か「出世」か「増毛」みたいな、おちょくるような内容ばかり送って怒りをもたらしてくるグーグルだが、今回初めて有益な情報を送ってきた。
それがそう、RADIOHEAD NIGHTだ。
こういうイベントの話題になると、いきなり斜に構える奴いるでしょ。
「あーおれ、そういうのいいんで」とか、それさえ言わないで「おつかれーっす」って帰宅する奴いるじゃないですか。
まあ、思いっきりおれなんですけど。
ただこれはツンデレ心理が働いているだけで、行ったら行ったで結構楽しむんですよ。 だから気になるレディオヘッドナイトとやらが。
初めて聞いたから、今年2019年が初回だと思っていたが、どうやら過去に何度かやっているらしい。 で、なにをやるかっていうと、当日はOASという(オースって読むのかな?)RADIOHEADのトレヴュートバンドのライブもあって充実の内容のようだ。
なるほど。
いや、いらんて。
こういうの、いらんでしょ。 少なくともレディオヘッド好きな奴らって、白いベアがケーキ持ってきてヒャッホーってなんないでしょ。 あと白いベアって、あいつ名前あいまいすぎるでしょ。
おれの思い描くレディオヘッドナイトは、BURN THE WITCHを流しながら、 みんなでロウソクの明かりを囲んで円になって、EXIT MUSICと共に、生々しい憎悪や欲望とか現代人ならではの心の闇を吐き出して、最後に白いベアーが緑のドロっとした謎のドリンクを運んできて、VIDEOTAPEが流れる中、みんなで静かに泣きながらそれを飲むみたいな、そんな感じなんだけどなあ。
って、プロデュースを考えだした時点で、もうこのイベントに心を奪われている証拠なんだろうな。 皆さんもぜひ行ってください、RADIOHEAD NIGHT。
ちなみにこの記事からイベントチケット買っても、僕には一銭もはいりません。完全にボランティアです。 これはイベント、そしてレディオヘッドに向けた僕のささやかなエールとお礼です。
Thank you very very very very very very very...
↑見て、2003年サマソニのCREEPっすね! って笑いあえる素敵な空間になりますように