この丸メガネはミュージシャンなの?

音楽ブログを早々に諦め、ゆるめのサブカルブログへ男は舵をきった

東京タワーの麓、増上寺にてベスト心霊写真

今週のお題「上半期ベスト◯◯」

夜の東京タワー

昔の自分からしたら驚くくらい頻繁に写真を撮るようになった。スマホの進化も大きいがそもそもの考え方が変わったのが一番の要因だ。

かつては「写真を見なきゃ思い出せない思い出なんて、大事な思い出じゃない」ととがりちらしていた。肉眼で堪能するより前にカメラのレンズに収めようとする連中を「愚かだ」と鼻で笑っていた。

しかし年を経るごとに、脳内の記憶容量は埋まっていく。
忘れるはずがないと思っていた思い出を、人から言われて思い出すような失態が増えてきた。
いや、それだけならまだ良かった。

近頃はその先の領域にいき、体験していない思い出まで作り始めている。

先日、行ったことのない有名ラーメン店の名前が会話で出てきて「予想以上においしかったよ」と自然に答えてしまい、おれは怯えだした。

忘れるまでならまだいい。作り出しちゃったらアウトだ。もう覚悟を決めるしかない。なので最近のおれは行く先々で写真を撮るようになった。

で、そんな写真を撮る人生が始まり、ついに心霊的な疑いが濃厚な写真を撮影してしまったのだ。

今まで心霊写真を撮影したことがなかったのは、そもそも写真を撮っていなかったからという、そんなシンプルで大切なことに気付かされた。

そう、バッターボックスに立たなきゃホームランは打てないのだ。
心霊写真で気付かされるとはね……。 続きを読む

死ぬまでに読みたい名作なのになぜか読めない小説

今週のお題「読みたい本」

ダブル村上の代表作

読みたいけれどなぜだか読めない

月日の経過が早い。もう5月だ。いやちがう6月だ。まじか6月か。
メンタルも行動も右往左往してハードな1ヶ月だった。久々に体調も崩した。なぜか小児の流行病・溶連菌にかかった。で、ようやく回復したのがついさっきだ。

この1ヶ月の空白を埋めるために、私はキーボードに向かい出した。それが今だ。
本当にやるべきは他にある。でも私はブログを書き出した。それが今だ。

読みたいのに読み進められない名作文学作品

今週のお題「読みたい本」ということでとても好物なテーマだ。

いつか読みたいと思っている未所有の本はたくさんある。

ただ今回紹介する作品はすでに手元にあるものだ。
買って読み始めたはいいけど、途中でやむなく挫折をした小説だ。

続きを読む

バイクはいらない、ベスパが欲しい

今週のお題「何して遊ぶ?」

ベスパのイラスト

春だ。こうビバルディなポカポカ陽気が続くと、インドア派の私でもさすがに外へ飛び出したくなる。

コロナ禍も落ち着き、なんのやましさもなく楽しめる久々のGWとあってか、国中が盛り上がり開放感に満ちあふれている気がする。
そのせいか柄にもなく私の体もうずいている。

このポジティブな感情を深く分析していくと、
「奴らだけにその開放感を味あわせてたまるか」というネガティブ発信であると気づいてしまうのだが、今日は見なかったことにしよう。気持ちのいい春だもの。

で、毎年春がくるとバイクが欲しくなる。

バイクがあれば風になれる

鉄道とバスが縦横無尽に走る都心で暮らしてひよりきっているが、もともと地元にいた頃には原チャリを颯爽と乗り回す男だった。

初めて乗ったときは、それこそ舞空術を使えるようになったくらいの万能感を覚えた。
風です、僕はいま風になっていますとハイテンションで叫びながら時速40キロで走っていた。

しかし、下記のような事件もあり、あれやこれやで原チャリの危険性に気づき出した私は、結局その後原チャリを手放すにいたった。

dada9.hatenablog.com


で、あれから何年経ったのだろう。今もって原チャリに未練はないが、それでも当時からずっと憧れているマシンがある。

それがベスパだ。

続きを読む

私のメモ活用法が怖かった

今週のお題「メモ」

勝負に挑むライオンのイラスト

メモ帳への愛

私はメモ帳が好きだ。

デジタルメモ全盛のこの時代においても、どうしても買わずにはいられない抗いがたい魅力がメモ帳にはある。

まずフェイバリットはフランスが誇るブロックメモRHODIAロディア)」のメモ帳である。

1900年代より科学者から建築家やデザイナー、果てはアーティストに至るまで、様々なジャンルで使われてきた歴史ある名品である。
表紙だけでワクワクさせてくれるメモ帳なんて、RHODIAを置いて他には無い。

私物のメモ帳

RHODIAのオレンジが映える

第2位で好きなのは、日本が誇る文具メーカー・コクヨの「Campus」だ。
日本人が日本で生きていく以上、避けて通ることのできないキャンパスノート。
こんなにもワクワクさせてくれないメモ帳もなかなかないのだが、醤油にも通ずる驚異の安心感でついつい購入してしまう。

私のメモ帳の活用法

そんなメモ帳フリークなおれだが、実はEvernoteのヘヴィーユーザーである。
いきなりのちゃぶ台返しだ。このメガネにはそういうところがある。

Evernoteは「最高のメモアプリ」とEvernote自らが宣言している、まあ要するに最高のメモアプリだ。
こいつがおれのデバイスに黒船のごとく現れて以来、紙のメモの出番はどうしても激減することになった。愛はあれど優先順位はやはり実用性だ。

と言いつつも、愛はあるのでまたメモ帳を買ってしまう。
で、買ったからには使わざるを得ない。

そんなデジタルにNTRされた男が、紙のメモにいったい何を記し、どう活用しているのか。

実はおれ自身でも記憶が曖昧なので、今しがた開いてみた。

 

猫と男のイラスト

まずニャーッが現れた

その下に「まかせたわー」とほざく謎の男がいた。おれも知らない男だ。
とにかく猫が何かをまかされたようだ。

男の横にはカッターでページを切り取られた痕がある。
もう何もかもミステリーだ。

1ページ目でなんていうか、大人として詰んでいるのがわかった。

 

キリンとなにかのイラスト

誰だこいつら。
としか言いようがないコンビが現れた。

舌の動きだけやたらこだわりが見えるキリンと、どこかで見たようでやっぱり全然知らないキャラクターが不適に笑っている。

 

驚く女性のイラスト

驚いた顔の女性が出てきた。
まるでおれに突然ページをめくられて驚いたかのような表情だ。

驚きたいのはこっちだ。

 

驚いた顔のなにかのイラスト

もう一人出てきた。しかも流血。

なんだこのメモ。

 

ルパンと東京タワー

突然のルパンと東京タワー。

当時の自分の脳の動きがわからない。

 

勝負に挑むライオン

なんだこいつ、やんのか。

かわいいけど。

 

魔人ブウとドカベン

そして突然の魔人ブウ
と、ドカベン

魔人ブウけっこう上手いな。

で、改めてきみドカベン、よね?? ねえってば。

 

ドカベン

誰?

ドカベン? 
またドカベンなの??

 

ああもういいよ、ドカベンてことにしとくから。
もう僕知らない!!

 

そして謎のポエム。

「戻る日常 大吾郎のばくはつ 大吾郎の詳細」

大吾郎って誰なん!

 

さらにポエムは続く。

「煙 怒声 ベスト MAD 炎 革命 ROCK 愛 ゴム アカ youth 妊娠 堕胎 ダタイ おろす ダム ROPE スクリーム 光る HOPE フェス ヤク 死 Death マッチ 火事 脈 みゃくはく」

ポエムじゃねえや、たぶん呪いだこれ。

こわやこわや。

とまあ、以上が私のメモ帳活用方法です。

私が私であり続けることに自信がなくなったので、今日はもう寝ます。

あと今ずっとデジャヴを感じていたら、1年前にも似たようなこと書いていました。

 

dada9.hatenablog.com

 

ではではおやすみなさい。
春はおねむどす。