この丸メガネはミュージシャンなの?

音楽ブログを早々に諦め、ゆるめのサブカルブログへ男は舵をきった

DTMで切ない曲を作り、切ない気分に浸る、切なさのマッチポンプ

切ない曲のジャケット

切ねえぇぇ

切ない。
ああ切ない。

今自分で作った曲を聴いて、自分で切なくなっている。

youtu.be


韻を踏みまくった切ない曲を作ろうとふと思って、軽い気持ちで作り出したら、ちょっと感情移入しすぎて、自分でヤラれました。


X JAPANYOSHIKI
が、hideの追悼曲を自作して、それがあまりに悲しい出来すぎて、自らさらに悲しみへと落ちていったというエピソードがある。

 それを聞いたおれは「天才ってすげえな」と思ったが、まさか自分に同様の現象が起こるとは思ってもみなかった。

もちろんおれは、YOSHIKIと同列で語るような天才ではなく、ちょっぴりシャイなポンコツメガネ野郎だが、
なぜか切なさのマッチポンプが起きてしまった。

てなわけで、切なさをおすそ分けします

ではでは。

5時のチャイム
日曜 夕方 まな板むかう後ろ姿
ひとつにまとめた見慣れた髪型
それ以上 望むものはなかった

病めるときは 傷をつけあい
健やかなるとき 傷をなめあい
むき出しのまま つきさしたまま
抱きあい 泣きあい そして笑った

熱い青い季節は去り
ぼくらはあっさり大人になり
新たな感情を覚えなくなり
ただただ生きていくことを知り

退屈にまかせ肌を重ね
終わった頃にはもう夕暮れ
未来のことで心が揺れ
忘れるために またリプレイ

ひび割れた日々のループ
流しに捨てた腐ったスープ
ドアノブまわし きみは選ぶ
バイバイ
そして ごめんね


鍵付きデスク その片隅
隠していたぼくの暗い罪
勘がいいきみ 知らないふり
してたかどうかわからないまま

針の上の天使のよう
冷たい結晶の金平糖
下から近づく揺れる炎
漏れる吐息 はずれるブレーキ

電球消した部屋で光る
レンズに向かい ぼくは喋る
五月雨式に記憶あふれる
涙目になり おえつ漏れる

諦めよ 我がこころ
きみが残したボードレール
獣の眠りがぼくのゴール
きみだけが見るエンドロール

このムービーをきみに捧ぐ
おそらくきみの胸をえぐる
死ぬまで映像は記憶に巣食う
その想像がぼくを救う

あの日 きみが回したドアノブ
きつくかたく結いたロープ
構図はOK ピースのポーズ
最期の1分 最高の気分だ