この丸メガネはミュージシャンなの?

音楽ブログを早々に諦め、ゆるめのサブカルブログへ男は舵をきった

TRAP MUSICの定義って「ぽい」でいい

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ここ1〜2年ほど、HipHopにやたらハマっているわけで。

で、昨今のHipHopシーンを追ってくと、避けて通れないのがTRAPなわけで。

ただなかなかわかりづらいのが、TRAPことトラップミュージックは、なにをもってTRAPと呼ばれるのかというところである。
区分している境界線がよくわからない。

ネットで調べても今いち「こういうことか!」みたいなピンとする情報がなく、悶々とした毎日を送っていた。

で、おれの会社の後輩に"昼はビジネスウーマン、夜は美人DJ"という、素敵なスペックの女子がいるので、ランチに行った際にTRAPについて聞いてみた。

「TRAPってなんなの?」
「なにをもってTRAPはTRAPになるの?」
「TRAPって罠? 罠っぽければいいの? いや、罠っぽいってなに?

逆の立場なら『知らねえよ、ばーーーか!』と答えるであろう、うざすぎる質問の羅列にも、彼女はニッコリと笑って答えてくれた。

『私もよくわかんないんですよね…』と。

オーケー、わからなくてもいい。
正直いえば、ランチに誘う口実を手に入れ、まんまとパスタ屋にはいった時点で、おれの目的は9割達成されている。
TRAPなんてもうどうでもいい。
恋バナしようぜ。

というおれの心を読んだのか、彼女は無理くりといってよいほど、TRAPの話を引っ張ってきた。

『私が思うTRAPって、ハイハットが細かくずっと鳴り続けていて、808のキック使ったベース音がボーンボーンってしてて、基本的にマイナーですごく暗いですよね』

「ほほー!なるほど!初めて聞いた!勉強になるわ!」
正直、全部ネットで見た情報だったが、さも初めて聞きましたといわんばかりの食い気味のテンションでおれは反応した。
自分でも鳥肌がたつほどの猿芝居ぷりだ。

『でも、TRAPを明確に定義するのは難しいですよね。たぶん他のDJもさっきの要素でTRAPっぽいなとかの、"ぽい"で捉えている気がします』
「ぽい!」
『はい、"ぽい"ですね』
「ぽい!」

ということで唐突に今日はおやすみなさい。