この丸メガネはミュージシャンなの?

音楽ブログを早々に諦め、ゆるめのサブカルブログへ男は舵をきった

ハートチップルとヒップホップ。サラリーマンが作る反抗の音楽がこれだ

ハートチップル

こう見るとアメリカンロックっぽくもある

サラリーマンが反抗の歌を作った話
の前に今週のお題「好きなおやつ」のハートチップルの話

いやー肌寒くなってきた。
いやー今年も夏が終わる。

夏が終わるってことは、秋がやってくるってことでもある。
そしておれの経験上、秋のあとには高い確率で冬がやってくる。


最高だ。
冬フリークのおれのテンションは最高潮に上がる。

なぜにこんなに冬が好きなのかは、自分でもよくわかっていない。
今まで人から聞かれてもうまく答えられたことがないので、とりあえず前世がトナカイだったということで、おれの中で答えを出してある。


トナカイはいい。大好きだ。
なんていうか現実にいる動物の中でも、トップクラスにファンタジー感があっていい。
実際に見たら、きっとイメージするより可愛くないだろうし、むしろブホブホ言って噛んできそうだけど、それでもおれはトナカイが好きだ。

なんなら自分の名前がトナカイでもいいくらいだ。
名前がトナカイの人に悪人はいない。
と断言できるくらい、ほっこりする名前だ。

伊藤園 お~いお茶新俳句大賞
「宿題は 凧にくくって 飛ばしちゃえ」
渡仲井 可那人くん(小6)


やっぱりいい。
友達にしたいよ、渡仲井くん。
けっこうやってることはパンクだけど、ぜったい性格いいもんな。
ちなみに渡仲井 可那人(となかいかなと)は下から読んでも、「となかいかなと」である。


困っている。おれはいま困っている。
テンションの上がった自分の扱いづらさに困りながら、いま久々にブログを書いている。
そのかたわらには、大好物のスーパーハートチップルがたたずんでいる。
「ドッキドキのおいしさ!」という昭和的センスのキャッチコピーで知られる、ピンクの悪魔だ。


おれにとってはスーパーハートチップルは秋の季語だ。
なぜなら夏にスーパーハートチップルを食べたくなんてならないからだ。
前々から思っていたが、スナック菓子にもシーズンというものがある。

「スーパーハートチップルにシーズンなんてあるの?」
そう思った方のために少し説明しよう。
そう思った方なんていなかったとしても説明しよう。


ジョン・レノン
はかつてイマジンという曲でこう歌った。
想像してごらん、と。


想像してごらん。

アブラゼミが鳴く中で食べる、スーパーハートチップルを。
焼けつくような太陽の下で食べる、スーパーハートチップルを。

汗はだっらだらさ。
口の中はねっちゃねっちゃさ。
麦茶なんて、もちろん出てこないよ。
鶴瓶の顔が恋しいだろう。
それでも麦茶は出てこないよ。

フレーバーは強烈なニンニク味さ。
口の中はねっちゃねっちゃさ。
想像してごらん。


ーーほら、きついでしょ。
チップルのってなんなんだこの野郎。って今さら怒りを覚えるくらいきついでしょ。


つまりおれにとって、
スーパーハートチップルが美味しく食べられる=涼しくなってきた=秋がきたってことなのだ。
しかしスーパーハートチップルのニンニク味の中毒性はすごい。
他社がマネできないのかマネしないのかよくわからないが、スーパーハートチップルを食べたくなったら、もう代用はきかない。
ハートチップルの飢えはハートチップルを食べることでしか解消できないのだ。
これはもはや麻薬的であるといってもいい。
あと何回食べてもチップルの「ル」に覚える違和感もまたすごい。

あとおれは、ハートチップルを必ず箸で食べる。
これはチップル様に敬意を表してというわけではなく、ただ指に匂いがつくのが嫌だからだ。
同じ理由でカラムーチョもおれは箸で食べる。
この姿を見た昔の彼女からは「頭おかしいわ」とヤク中を見るような目で見られた。
けど、同志は読者の中にいると信じている。

さて、ここまでは全部が全部どうでもいい話だ
自分でも上の執筆に使った15分を返してくれと思うくらい、本当に無益な時間だった。

書いた側も読んだ側も、全員が損をする話というのはあるのだ。



で、唐突にチェンジなんですが、つい先週にアルバムをリリースしたのです。
ここからが今日の本題です。
ハートチップルと渡仲井 可那人で、あやうくなにを書きたかったのか忘れそうになりました。

1年間勉強してきたDTM(デスクトップミュージックの略。パソコンで音楽をつくること)の技を惜しみなく発揮し、個人的にはわりと愛着あるのだが、まあいつものごとく知人からの評価、温度感はモーゼの海割りのごとく真っぷたつで、褒められるか引かれるかの二択状態です。

属性もくっきりしていて、伊●谷ゆうす系な目をしたそれ系の友人たちから、やたら褒められまくるという複雑な評価を得ています。

 

好きなサービスを選んでね

 

改めて宣言しますが、これは音楽ブログです。

ちなみにこのブログ、たぶん誰も知らないと思うのですが、いちおう音楽ブログをテーマに作られたブログなんです。

ただもはやgoogle検索エンジンはおろか、おれ自身でさえこれがなにをテーマにしたブログだったのか認識できていない始末で、訪れる人も大多数が音楽やDTMに関心のない方々と思われる。

サーチコンソールによれば、ダントツで訪れる人が多いのはジーンズ育成系のキーワードで検索をかけた方々だ。

これは過去に書いたこの記事によるものだと思われる。
まあジーンズはオールナイトで語れるくらい好きだから、普通にありがたいですよ。

 

dada9.hatenablog.com


で、ここからがわけがわからなくなるのだが、ジーンズの次にくる属性が「豆乳で髪がふさふさになるのではと目論んでいる方々」で、その次が「コーヒーの飲み過ぎで肌の色が黒くなってしまわないか心配になった人たち」である。

これも過去に気まぐれに書いた記事が影響をしている。

 

dada9.hatenablog.com

 


ああ、カオス
なり。
絶望的なまでにカオスだ。

ここに訪れた皆さま、たぶん皆はおれの創る音楽に対して1ミリの関心もないだろうと思う。
データで明らかになっているので、気は使わなくて大丈夫です。
とはいえまあせっかくの機会なんで、ここは運命と思って聴いてやってください。

おれの音楽にしっくりくるジャンル名、それが「レベル・ミュージック」

にしても、これほど創作活動にハマると思わなかった。
DTMにハマって1〜2年。

冗談でなく、本気で引くほど飽きっぽいおれがここまで長続きするとは思わなかった。

なんにしろ趣味がある休日はいい。


とりあえず昼まで寝て、よし串カツ田中かHUBにでもいって帰ってまた寝るか、といった以前の過ごし方から比べれば、なかなか充実した人間らしい文化的な休日を過ごしている。


あと「趣味はなんですか? 休みの日はなにをしてるんですか?」と人に聞かれた時も、以前の「読書と散歩」という悪い意味で無難なやつよりDTM…あ、音楽制作です」みたいなやつのほうが返事として映えている。

通じないとわかっていながら、DTMという横文字を意図的に混ぜ込むのは、クリエイティビティなイメージを演出したいささやかな工夫である。


ただそんな時によく困るのが、次の質問で
どんなジャンルの曲をつくってるんですか?」
ときたときだ。


そう、おれはもともとUKロックやUKパンク(USではない!)が好きで、無骨なエレキギターをバッキバキに入れたロックサウンドのパンクな曲が中心だったのだが、ちょうどここ1年くらいHipHopにハマり、ロック要素うすめの曲がむしろ最近のトレンドである。
以前は嫌いだったRolandの808(伝説的なドラムマシンでいまだにHipHop界で崇めらている。日本ではヤオヤの愛称で親しまれる)の音も、「これでなきゃおれはアガらないっす」みたいな顔で使っている。
とはいえ、やっぱり根っこはロックが染み込んでいるから、コテコテのHipHopとはいかず、構成や音にロックの要素は染み出ているし、なんだかすごく中途半端なスタイルになっているのだ。


ただ、ROCKとHipHopの特徴をあわせもったジャンルというのは分類的にメインストリームに存在するし、それに「ミクスチャー(有名どころだとレッチリとかビースティーボーイズみたいな音楽)」という便利な和製英語も用意されている。

ただこのミクスチャー、なんだか今いち自分の中でしっくりきてない部分もあって、なかなか口に出すのに抵抗がある。
なんすかね、ミクスチャーのネーミングが持つ恥ずかしさ。

おれだけなんすかね。
なんか、スイーツとかパンティーとかを声に出すのと同じくらいの恥ずかしさがあるのは。
いや、パンティーって声に出したことないけどね。
てか、ウーロンが神龍に願ったあの一回しか肉声の「パンティー」は聞いたことがない。
いやいや、もうパンティーから離れよう。

で、まあそれがいくつもある悩みの末端のひとつであったのだけれど、最近たまたま友人のATSUSHIから「お前の曲はレベル・ミュージックだな」と言われてビビビっときたのだ。

レベル・ミュージック(rebel music、反抗の音楽)
ーーいや、良い響きだ。
ミクスチャーより全然いい。

レベル・ミュージックは反体制的なレゲエとかに使われる呼び名だったと思っていたのだが、ATSUSHIいわく、なにかに対して怒りを表明している音楽はもれなくレベル・ミュージックでいいそうだ。


たしかに基本的に平和的な脳内世界を持つおれだが、なぜか歌詞を書くという行為をはじめると、緋村剣心が人斬り抜刀斎になったかのように、破壊的でどうにもコントロールのきかない作風になってしまう。
正直、なにに対して怒っているんだか、そもそも怒ってるんだかどうだかも自分でもよくわからないレベル・ミュージックだ。


ただ普段お目にかかれない自分を召喚して対峙するのは、こんな趣味でもなきゃなかなかできないことでもある。
ああ、おれは無意識に獣を飼っていたんだな、とか思いながらリリックをつづるのは、非日常的でなかなか楽しい。
鬱屈したものを創作の名の下に発散するのは、不健康に見えて実はなにげに健康的な行為だ。
おれはDTMをやりだしてそれを実感した。
普段モラルの鎖に繋がれていた身の内の野獣をさらけ出して、野原を駆け回らせるのはメンタルデトックスの一環として試す価値ありです。


話がどんどん怪しい方向にいきつつあるので、今日はここまで。
どんな場面であれ、デトックスというワードが出たら、用心するに越したことはない。
まあでもジーンズとか豆乳のキーワードで来てくれた皆さんも、騙されたと思って、ぜひ一度音楽作りをやってみてください。
iPhoneに入ってるガレージバンドで、意外といけるもんです。

あとたまにはおれの曲も聴いてください。

 

 

ではおやすみなさい。