この丸メガネはミュージシャンなの?

音楽ブログを早々に諦め、ゆるめのサブカルブログへ男は舵をきった

約束のネバーランドって「鬼」より「ママ」だよね

今週のお題「鬼」

「鬼を倒すあのマンガ」ってなに?

 

鬼滅の刃のチェック


はてなブログがいつも提供してくれる「今週のお題」は、ブログのテーマを考えるのが面倒なゆえにブログの更新頻度が落ちるという体質のおれにとって、とてもありがたい企画だ。

というか、体質に合わないのに、なぜおれはブログを書いているのだろう?

文章を書くことが好きなわけでないし、コツコツ積み重ね型の作業が好きなわけでもない。
で、有意義な知識を持ち合わせているわけでもない。
さらに現状では特に広告なども貼っておらずなんの収入源にもなっていない。

"なぜブログを書いているのかわからない"ブログに書いている今、大いなるパラドックスが脳内を侵食しだしたので、テーマに戻ろう。

今週のテーマは「鬼」らしい。
ちなみに、いつも今週のお題を書くときは、お題に答えられる何らかのアイデアが浮かんだときだが、今回はなにも浮かんでいない。

ここから先なにを書くのか、どのように締めるつもりなのか。がんばれメガネ。

 あっという間に2月がやって来ました。なんと124年ぶりとなる2月2日の節分にちなんで、今週は「鬼」をテーマに皆さんのエントリーを募集します。「仕事の鬼」「節分の思い出」「幼い頃に見た妖怪」「我が家の鬼瓦」「鬼を倒すあのマンガ」など、「鬼」にまつわるブログを書いてみませんか? ご応募をお待ちしております。


 書くことがなさすぎて、とりあえず今月のお題のお題たるゆえんを引用してみた。


やはり気になるのは「鬼を倒すあのマンガ」の部分だ。

もはや答えは例のあれしかないようなイージー問題だ。

とはいえここで、例のあれである鬼滅の刃について語り出すのは、なんかこう出題者の手のひらの上で踊らされているようで、素直に書きだせないとこがある。

とはいえここで、地獄先生ぬ〜べ〜を出すのも、なにか違う気がする。
なにかどころじゃなく、絶対に違う気がする。

旬を読むならば、映画化もされた約束のネバーランドだろう。
けっこう自分でもいい線をついたと思うダークホースだ。


約束のネバーランドとは

約束のネバーランドのあらすじ

小さな孤児院グレイス=フィールドハウス。
ママと慕う彼女は親ではない。
そして一緒に暮らす彼らも実の兄弟ではない。

平穏なこのハウスでささやかながらも幸せな毎日を送るエマ、ノーマン、レイ。
しかし、彼らの日常はある日突然終わりを告げた。
子供達を待つ数奇な運命とは。
運命の刻は来た。脱獄ファンタジー

という感じの、具体的に要約するには壮大すぎるファンタジーだ。
むろん立ち向かうべき相手として、鬼がばっちり出てくる。
 


愛すべきママの裏の顔を知った衝撃は、鬼の比じゃない。

ただ鬼は出てくるのだが、正直言って約束のネバーランド鬼のイメージが薄い

なぜなら、1巻で知るママの裏の顔(実は鬼の食用にするため、子供たちを育て出荷していた)を知ったときの衝撃が凄すぎるからだ。

疑いもしなかった身内が、まったく別の顔を持っていたときの衝撃。

このホラー具合は大人になった今だからこそ、真の恐怖と衝撃をじっくり味わうことができる。
少年ジャンプ本来の読者の少年には、もったいないほどの深く濃厚な闇だ。

おれは最初の子供出荷シーンでママの裏の顔を知ったとき、あまりにショックすぎて思わず本を一度閉じて1ページ目から読み返すほどにあまりのショックを受けた。
こんな感じに行動と日本語がおかしくなるほど混乱を伴う衝撃だった。

おそらく原作の白井カイウの想定を超えるほど、ママの裏の顔は人々にトラウマを植えつけた。

そして、それを見た後だと、もう鬼ごときでは驚けない。

鬼なんてどうでもいい。とにかくママのいないネバーランドは物足りない

これはおれだけかもしれないが、ママの手から逃れてGFハウスを出た瞬間に、あの漫画は熱量をがくっと失う。いろいろ反対意見はあると思うが、少なくともおれは失った。

鬼なんてどうでもいい。約束なんて破っちまえ。とにかくママが恋しくてしょうがない

そしておれは1巻へと戻ることを決意して、必然的にせっかく逃げられたはずのエマたちもハウスへ戻ることとなり、再びママからの脱走劇を繰り広げることとなった。

あれ以来、なんどママからの脱走を繰り返しただろう。
ようやく逃げきった瞬間に、おれの手によってエマたちはまたハウスへと戻されるという、悪夢のループが起きている。
ある意味、鬼はおれだ。


とにかく以上の理由から、おれにとって約束のネバーランドといえば、「鬼」ではなく「ママ」なのだ。


「鬼ではなくママなのだ」というバカボンのパパ的なセリフでブログを締めるとは、書き出したときには、まったく想像もしていなかった。

だから人生はおもしろい。
では、おやすみなさい。